第2号 2009.9.23

 
 川柳行事ニュース

 

   

建長寺 川柳シンポジウムは、
神奈川県教育委員会 および 鎌倉市 後援です


 川柳を文化として発信する行事「建長寺 川柳シンポジウム」の神奈川県教育委員会後援および鎌倉市後援が決まりました。
 川柳を通じて反戦を訴え続けた一人の青年・鶴彬の生き様は、今日の社会においても大きな存在意義を持っています。文芸が、政治や社会にメッセージを発信しようとした時、それが弾圧につながった過去を振り返り、今日の川柳文化と社会の関わりを見直してみたいと思っています。
 文芸の力で何ができるかは、それに携わる人々の捉え方一つで、単なる句会遊びにも、社会共感の詩にもなりうる幅広さがあります。
 この機会に、もういちど川柳について考えて見ましょう。
 建長寺講堂の応真閣は広く、会場には、まだまだ余裕がございます。
 皆様のご参加をお待ちいたしております。

 参加者には高齢者も多く、主催の実行委員会では、椅子席を多く用意して、負担の軽減をはかるよう努力しております。
 秋にの一日、観光スポットでもある鎌倉の建長寺にお運びくださいませ。
  詳細は、こちらのホームページをご覧ください。

 川柳行事ニュース


今日は何の日・・・・9月23日・・・

 9月23日は川柳忌(せんりゅうき)です。
 川柳という文芸の名の元になった、無名庵川柳こと柄井八右衛門(からい はちえもん)さんが亡くなった日で、私ども川柳家は「川柳忌」または「祖翁忌」「柳翁忌」などという名で、この日の追悼行事を続けてまいりました。
 川柳忌は、全国各地の川柳会で行われますが、中でも東京都台東区の天台宗龍宝寺には、初代川柳の墓所や辞世句碑もあることから、江戸から明治の柳風会、明治からの新川柳派と継承されながら、9月23日の行事を続けてきました。
 今日では、東京の川柳人協会を中心に行事が行われています。
 まず、本堂に挨拶した後、初代川柳の墓所を訪ねて参拝し、本堂で作句三昧をします。投句の〆切時間になると、追悼法要がはじまり、一同焼香して初代川柳を偲びます。

 一時期は100名近くの参加者がありましたが、ここも高齢化の煽りをうけ、今年は50人強の参加でした。

 川柳という文芸名の祖を大切にすることは、文芸そのもののアイデンティティーを確かめ、誇りをもって後世に受け継ぐ大切な心です。
 これから、毎年行われているこの川柳忌に興味をお持ちいただき、ご参加の機会ができればと願っております。
 

        


川柳忌の龍宝寺本堂(2009.9.23)


初代川柳辞世句碑

 川柳行事ニュース


<川柳横丁>で命名記念の川柳展開催

 川柳発祥の地のお膝元、天台宗龍宝寺の前の通りが、台東区道路愛称名として<川柳横丁>が正式採用されました。
 これは、一昨年川柳250年行事を行った際、はじめて地元の方々が、自らが住む地域で川柳という文化が発祥したことを知り、その文化に対する誇りから、地域運動の一環として命名にたどりついたものです。
 今年はそれを記念し、川柳忌の9月23日を前に、川柳に関するパネル展示と川柳愛好者の作品短冊をこの川柳横丁に飾ったもので、ヴィジュアルな見える文化として川柳がこの横丁から発信されました。
 右は、《東京新聞》で取り上げられたその行事記事です。

 江戸というローカルな地域で興った川柳は、ニンゲンを見詰める詩として多くのフレーズを残しています。
   這えば立てたてば歩めの親心
   相性は聞きたし年は隠したし
   町内で知らぬは亭主ばかりなり

 などは、きっとお耳に残っているのではないでしょうか。これら、共感を媒体とする言葉のメッセージ性は、十七音定型という川柳の日本語リズムと生活者の一面を切り取る内容が、庶民感情にピッタリと捉えたことによります。

 今日では、公募川柳という媒体が、共感の川柳を生み出す一つの存在になりつつあります。
 この、川柳という小さいながらもニンゲンに愛されてきた文芸に誇りを感じる人々が、21世紀の今日でも元気で活躍しています。

    

     

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